
主な皮膚疾患とその治療法
Disease and its Treatment
イボ(尋常性疣贅)
イボはヒト乳頭腫ウイルス感染による良性腫瘍であり、小児の患者さまの手足などによく見られます。
イボに対しては現在有効性がはっきりしている内服薬や外用薬はありません。このため何度削っても再発してしまう場合が多く見られます。当院では、液体窒素といってマイナス196℃の非常に冷たい液体をスプレーで噴霧することでイボを凍らせ、脱落させる治療法(液体窒素凍結療法)を行っております。イボのできた場所や大きさ、数によって異なりますが、1~2回程度で多くは脱落します。
施術後も入浴は普通にできますが、あまり患部を触らないようにして下さい。触った手にイボがうつる場合があります。
また、施行後に軽度の痛みがあったり水ぶくれや血マメが出来たりする場合がありますが、全く心配ありませんのでそのまま何もせずに再診して下さい。
